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  • 海外留学体験談
  • 2023.08.14

【体験談】カナダ専門留学 – 学びのなかで得た経験が就活に繋がった

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大学4年生を休学し、カナダで専門留学されたTetsuyaさんから体験談をいただきました。バンクーバーにあるILAC ICにてビジネスを学んだ経験が、就職活動に繋がり、就活開始からわずか1ヶ月半、それも留学中に内定を取得されたという驚きのニュースも!帰国後のキャリアに留学経験を活かしたいと考える方に人気の高い専門留学について、詳しく知りたい!という方は、ぜひTetsuyaさんの体験談を読んでみてくださいね。

Tetsuyaさんの留学概要

渡航国:カナダ
渡航都市:バンクーバー
留学プログラム:専門留学
学校:ILAC IC
コース:Business Administration Diploma → Sales & Marketing Diploma へ途中で変更
渡航期間:2022年10月 – 2023年8月

留学スケジュール

留学のきっかけ

実は、大学2年生のタイミングで上海に留学する予定でした。しかし、コロナ禍で中国の入国制限は緩和されず、延期を繰り返した末に、留学することはできなくなりました。留学できないことが確定したときにはすでに大学3年生.. 就活を目前に控えていました。

留学は諦めて、就活をはじめるか.. と一瞬迷いましたが、やはり思い残しのある大学生活にしたくなかったため、休学して留学することを決意しました。

留学プランとエージェントの決め手


留学プランはカナダの専門留学、学校はカナダ最大手の教育機関ILAC IC、エージェントはワールドアベニューに決めました。

留学の目的

留学プランをあらためて考えてみたとき、目的は大きく3つに絞られました。

1. 英語を鍛え直す
2. 社会人としての下準備
3. 自活力を鍛える

1. 英語を鍛え直す

高校時代に1年間留学した経験があったため、基本的な英語力はありました。だからこそ、第二言語として中国語の習得も念頭におき、当初は上海での留学を考えていました。ただ、中国にはいけません。ということで、英語をビジネスシーンでも使えるレベルまできちんと伸ばそう!と思ったのが一つ目の目的の理由です。

2. 社会人としての下準備

大学を休学しての留学で、かつ、留学から戻ったら、すぐ卒業、そして社会人になる.. そんなタイミングでの留学でした。だからこそ、即戦力.. とまではいかずとも、社会人として基礎力を身につけて帰ってきたい!という思いがありました。

3. 自活力を鍛える

高校時代の留学はクラス全員での留学でした。また幸か不幸か、高校・大学ともに自宅から通える距離にあったため、この年になるまで一人暮らしをしたことがありませんでした。とても恵まれた境遇で生きてきたからこそ、常に「自分はこのままで大丈夫なのか..」という不安感がありました。単身海外に挑戦することで、その不安を払拭したいと考えていました。

これらを踏まえ、留学プランを考えたときに、「ビジネスを学べる留学」をしたいと思い、リサーチを始めました。

評判の高さが決め手!ILAC IC

国は、比較的治安が良く、留学制度も充実しているカナダ、そして多種多様なバックグラウンドをもつ人々が集うバンクーバーに決めました。次に学校を調べるなかでILACに辿り着きました。調べていくと、ILACはカナダ最大手の教育機関の一つであることに加え、専門留学の分野においても評判がよく、さらにロケーションもダウンタウンの中心地ということもあり、「この学校がいいな.. 」と思うようになりました。

一番親身かつ的確なアドバイスをくれたワールドアベニュー

学校のリサーチと並行して、留学エージェントのリサーチを開始しました。

3社ほど無料留学カウンセリングを受けたなかで、ILAC ICやILAC ICのプログラムに関する質問や相談に、もっとも的確に答えてくれたのがワールドアベニューでした。また、ワールドアベニューは、ただ、学校紹介や説明をするだけ.. というより、留学経験を踏まえ、私のその後のキャリアにおいても、とても親身に相談にのってくれました。

ワールドアベニューとも相談の末、ILAC ICのBusiness Administration Diplomaという約1年間のプログラムへの参加を決めました。父が会社を経営していたため、「経営学」には元々興味があったこと、また、入学に伴い必要だった英語力もIELTS5.0相当と比較的易しく、事前語学研修なしで、直接ビジネスのコースに入学できる点も魅力的でした。

ILAC ICでの学び


実は、ILAC ICに通うなかで、大きな変更が2つありました。

1. コース変更
2. 一部日本からオンラインでの受講
 です。

1. コース変更

先述した通り、父の影響もあり最初はビジネスアドミニストレーション(経営)を学ぶコースを専攻していました。しかし、2ターム目が終わったタイミングでセールス&マーケティングのコースに変更しました。

理由は、同時期に始めた就活(自己分析や適性検査など)のなかで、自分の適性や興味関心は、経営ではなく、営業や企画、商品開発やマーケティングにあると気がついたためです。ワールドアベニューと学校とに相談し、3ターム目からセールス&マーケティング ディプロマのコースへ移動しました。ビジネスアドミニストレーションとセールス&マーケティングコースはターム1、2が同じカリキュラムとなっていたこともあり、コース変更は柔軟に対応いただくことができました。

2. 一部日本からオンラインでの受講

私が受講していたコースは全部で5タームあります。そのうち、ターム1、3、4はカナダで、ターム2と5は日本からオンラインで受講しました。

理由は、ターム1から2にかけてのタームブレイク中、日本に一時帰国しており、その際、旅先で骨折、カナダに戻ることができなくなってしまったためです(苦笑)。

骨折には、入院も手術も必要で、私自身ものすごく驚きました。この不運なアクシデントに伴い、柔軟に対応してくださった学校にはとても感謝しています。ということで、ここではSales & Marketing Diploma で学んだことをお伝えできればと思います。

Sales & Marketing Diploma での学び


出展:ILAC IC Sales & Marketing Diploma / 52 Weeks

セールス&マーケティングのカリキュラムは上記のような内容になっています。

ターム1では、ビジネスにおける基本的なマナーを学びました。コース初めのタームということもあり、比較的カジュアルにクラスメイトとコミュニケーションをとる機会が多くありました。

ターム2ではプロジェクトマネジメントスキルを学びました。実際にマーケティング・プロジェクトを企画し、作業明細書、作業内訳構造、スケジュール、予算どり、リスク管理計画などを作成し、プレゼンテーションしました。

ターム3では、プロフェッショナル・セールスを主に学びました。説得力を持って顧客に商品やサービスを紹介する実践的なスキルを身につけることに重点が置かれているため、ほぼ全ての授業でプレゼンテーションする機会がありました。ターム1、2はインプットの要素が多かったのですが、このタームはとにかくアウトプットが多く、かなり苦労しました。ただ、おかげでプレゼン力は飛躍的に伸びたと思います。例えば、最初のうちはプレゼン用に原稿を用意し、それを読み上げるスタイルでした。しかし、回数を重ねるごとに、事前に用意した原稿内容に加え、必要に応じて自分の意見や考えを付け加えたり、視聴者に合わせて、アレンジしながら話したりできるようになっていきました。聞き手を意識する余裕を持てるようになったときには「成長」を感じました。

ターム4では、さまざまなマーケティングおよびコミュニケーション戦略を用いて、効果的なキャンペーンを計画する方法を学びました。ターム2と3で学んだこと、得たスキルを総合的に活用し、より内容の深い企画の提案ができるようになることを目指すようなイメージでした。

ターム5では、デジタルマーケティングやソーシャルメディア・マーケティングを学ぶ予定です。かなり実践的な内容になると思うので、楽しみです。

クラスの様子

バンクーバーは日本人留学生に人気の高い都市で、学校によっては日本人ばかり.. というところもあります。しかし、ILAC ICには世界中から留学生が集います。例えば、私が通っていたクラスは、一クラス20名前後で、メキシコ、チリ、ペルー、ブラジル、コロンビア、フランス、ドイツ、スペイン、スロバキア、香港、台湾など、本当に世界各国から留学生が集っていました。社会人経験のある人が多く、皆、授業にとても積極的でした。

苦労したこと・乗り越え方

大学では国際文化学部に通っており、本格的にビジネスを学んだことはありません。そのため、英語が聞き取れたとしても、内容を理解できず、授業についていけていないことに焦りを感じたこともありました。

そんなとき、意識するようにしていたのは「『わからない』は恥じゃない」ということです。わからないことは、わかるまで、クラスメイトや先生に何度も繰り返し質問したり、相談したりすればいいだけの話です。また、日本人は「正解」であることばかりを重要視しがちで、「わからない」ことや「間違えた」ことをネガティブにとらえるところがあると思います。しかし、わからないから勉強しているわけですし、ビジネスに正解も不正解もありません。できないことに卑屈にならず、できるまで、わかるようになるまで、正解を見つけるまで、挑戦し続けることが大切なんだと思います。

カナダでの生活の様子


初めての一人暮らしが「海外」ということもあり、生活を始めるに伴い、何がわからないことなのか?がわからず、漠然とした不安を抱えた状態で出発しました。住む場所は渡航前にアパートを1年分契約していったため、家探しの必要はありませんでした。ただ、日用品や食材を購入するためのスーパーやドラッグストアがどこにあるのか、移動に伴う交通系ICカード(バンクーバーではコンパスカードと呼ばれる交通系ICカードがあります)、お酒やタバコの購入方法など、知らないことばかりでした。

到着初日、「右も左もわからないとはこのことだ」と一瞬呆然としました。ただ、自分が動かなければ、何も解決しません。そこで、「そういえば、ジムがあったな.. ジムにいけば誰かしらいるだろう」と考え、さっそくジムへ.. そこからは、出会った人に、とにかくわからないことを聞きまくり、1週間程度でなんとか生活基盤を整えていきました。

1日のスケジュール

カレッジの学生は、語学学校の学生と違い、週20時間までであれば働くことが許されています。が、初めての一人暮らし、学校の勉強、留学と並行して進めようと考えていた就活など、諸々を踏まえ、アルバイトはしていませんでした。

学校が夜からのため、日中はギターの練習(いつでも練習できるように.. とカナダに到着してすぐ、ギターとアンプを購入しました)や、ジムでの運動など、課題に取り組む以外は、割と趣味に時間を投下していました。夕方くらいにクラスメイトと交流し、食事をしつつ、授業の予習や課題の確認をして学校へ。帰宅後は、復習を終えたら自分時間をのんびりと楽しみました。

バンクーバーは都会ですが、少し離れるだけで、ビーチや緑豊かな公園などがあります。少し足を伸ばせば、バンフやウィスラーなど大自然も広がっています。もともとドライブが趣味だったこともあり、カナダで運転免許を取得し、週末はよくドライブに出かけました。

挨拶はハグ、遅刻は当たり前、文化や習慣の違いにも触れた

バンクーバーには、本当に様々なバックグラウンドの方が暮らしています。アジア、南米、ヨーロッパ.. 世界中の人たちと出会うことができます。

最初は、ラテン系の友達の距離感(パーソナルスペースが狭い!!)や、時間に対するルーズさに、驚くこともありました。挨拶は必ずハグ、集合時間に30分遅刻しても誰も謝らないなど、日本ではなかなか遭遇することない状況に少なからず衝撃を受けました(笑)ただ、「郷に入れば郷に従え」です。気がつけば、違いや衝撃を楽しめるようになっていきました。

国籍や人種が違っても..

留学中、「親友」と呼べる出会いもありました。一人はブラジル人、もう一人はフランス人の友人です。彼らとは将来のこと、生活のこと、恋人や友達のこと、翌週の旅行の計画など、そんなたわいもない話をよくしました。肌の色も目の色も、人種も国籍も、何もかもが違う.. にも関わらず、同じように悩み、悲しみ、喜びを感じ.. 話をするなかで共感することが本当にたくさんありました。「みんな同じ人間なんだな」と体感できたことは、留学生活のなかで感じられてよかったことの一つです。

カナダでの専門留学、気になる費用は?

ちなみに、今回の留学費用は次の通りです。

項目 費用
ILAC ICの学費(入学金、教材費、授業料) 約91万円
ワールドアベニューのサポート費用 9.9万円
ビザ申請諸費用 約2.8万円
航空券(片道) 約18万円
海外旅行保険(1年分) 約20万円
アパート代金(10ヶ月間) 約200万円
渡航後の生活費(10ヶ月間) 約100-150万円
合計 約440〜490万円

渡航後の生活費について、外食やお酒、タバコなどの嗜好品はかなり高かったイメージです。アルバイトして収入があれば、また費用観も変わってくるとは思います。詳しくはワールドアベニューさんに相談してみてください。

留学経験が生きた就職活動


ありがたいことに、就活を初めて約1ヶ月半で希望していたゲーム関連の会社で内定をいただきました。ゲームだけではなく、アミューズメントパークやカジノなどの運営、企画、機器の搬入などに携わるグローバルな企業です。
今までの二度にわたる長期の留学経験、磨いてきた英語力などをフルで活かしていきたいと考え、就活では「CFN | バイリンガルのための就職・転職サイト」を中心に利用しました。

実は、セールス&マーケティングにコースを変更し、日々、ビジネスプランを考えたり、商品のマーケティングやプロモーション企画を提案したりしてきたなかで、「これを自身の興味関心のある業界でできたら、面白いだろうな」と考えるようになっていました。この話をしたところ、経営企画や商品開発に関連する部署はどうか?と、話が進み、内定をいただきました。

他にも、ILAC ICで学んだビジネス全般に関する基礎知識や、インターナショナルな環境で意見交換しながら学習に取り組んできたことなどが評価に繋がっていたように思います。

これから留学する人へのメッセージ


これからバンクーバーに留学する方に伝えたいことは大きく2つあります。

1. 治安がいいからと油断しない!
2. とにかく積極的に!英語の流暢さなんて気するな! 
です。

1. 治安がいいからと油断しない!

バンクーバーは北米のなかでは比較的治安のいい都市として有名だと思います。実際、銃社会のアメリカなんかと比べると治安はいいと思います。とはいえ、日本と比較すると怖い瞬間はそれなりにあります。例えば、「この人、匂うな..」と思ったら近寄ってはいけません。ドラッグ常習犯だったり、ホームレスだったり.. 危険な目にある可能性があります。電車やバスで寝てしまったり、夜酔ってで歩いたり、絶対にお勧めしません。治安がいいからと油断せず、過ごすようにしてください。

2. とにかく積極的に!英語の流暢さなんて気するな!

バンクーバーには、英語を母語としない方も多く暮らしています。ネイティブも、カタコト英語に慣れています。英語の流暢さを気にしすぎて、喋らないのはあまりにももったいないと思います。せっかく「学び」にきたのだから、間違えても下手くそでも、積極的にいろんな人との出会いや会話を楽しむことをお勧めします。

さいごに

体験談を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Tetsuyaさんの体験談はいかがでしたでしょうか。カナダでの留学経験を生かし、留学中に就活を終えてしまう行動力には驚きましたね。

最後の大学生活と、ILAC ICでの5ターム目での学びも楽しみつつ、多彩な経験を今後の社会人生活に活かしていっていただきたいですね。

ワールドアベニューではカナダでの専門留学を含む、語学留学やワーキングホリデー、専門留学や海外大学進学など様々な留学のサポートをいたしております。留学について、「どの制度が自分にマッチする留学なのか..」「どのくらいのお金がかかるのか」「英語力や学歴、年齢制限はあるのか?」など疑問・質問、お悩みのある方は、気軽に留学カウンセリングをご利用ください。

留学カウンセリングは、無料です。初回はオンライン(Zoom)にて所要時間30分程度からご利用いただけます。定休日の木曜をのぞき、土日祝日も営業いたしておりますので、お気軽にご活用ください。

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