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【2017年5月18日発表】2017年7月1日からのオーストラリアワーキングホリデー申請料金アップデート

2016年から大きな制度変更があるという噂が日本でも報道され大混乱が起きたオーストラリアのワーキングホリデービザ制度。2017年5月28日時点で実際に変更されたのは、ワーキングホリデービザで働いた場合の税率変更・スーパーアニュエーションなどです。特に皆さんが大きな関心を持っていらっしゃるのは、ワーキングホリデービザ申請要件の年齢上限が30歳から35歳に引き上げられる可能性がニュースで流れたことではないでしょうか。しかし。2017年5月28日時点では移民局から追加の情報アップデートは無く、実施の時期は未だ未定のままです。ビザ申請については、報道された内容や個人の情報を当てにすると大変危険ですので、オーストラリア移民局のサイトをご自身で確認しましょう。

2017年5月18日に発表された、ワーキングホリデービザ申請要件の新しいアップデートで2017年7月1日からのオーストラリアワーキングホリデービザ申請料金について変更がありましたので本記事で紹介させていただきます。

オーストラリアのワーキングホリデービザ概要

オーストラリアのワーキングホリデービザ(サブクラス417ビザ)は、通常1年間の滞在が可能となるオーストラリアの入国・居住・就労を可能とするビザの1つです。オーストラリア移民法が指定するオーストラリア国内の遠隔地で所定の労働を行い、正当な給与を得たことを条件に2年目のワーキングホリデービザ申請が可能となります。
ビザ申請からビザが発給されるまでの期間は2週間〜4週間とされておりますが、追加の書類等が必要になった場合には大幅に審査期間が延長される可能性もあります。オーストラリアのワーキングホリデービザでは、フルタイムで就労することが可能ですが、同一の雇用主の元では最大6ヶ月しか働くことができません。(一部、例外あり) 2017年5月28日時点での申請年齢条件は、18歳以上31歳の誕生日を迎える前までとされています。35歳を前提として留学計画を立てることはリスクが高いためおすすめできません。

2017年5月18日発表のワーキングホリデービザ申請料金アップデート内容

2016年12月2日に移民局から発表されたワーキングホリデービザ改定内容の中に、2017年7月1日からのビザ申請料金を現在の$440から$390へ変更する旨の記載がございました。しかし、今回、2017年5月18日に移民局から発表されたオーストラリアワーキングホリデービザ改定では、2017年7月1日からのビザ申請料金を$390から$440へ変更する、つまり2016年度の料金$440から実質変更されないという内容が記載されています。2017年7月1日までオーストラリアのワーキングホリデービザ申請を料金の理由で見送る理由は無くなったと考えられます。しかし、今後さらに改定される可能性もありますので確実ではありませんが、留学スケージュールを組む中で1つの参考になるでしょう。

ビザ申請は正しい情報を収集することが大切


日本とは違いオーストラリアの移民法の変更頻度が多く、古い情報があてにならないことが多々あります。また、書類の記載ミスや思い違いによってビザ申請に余計な時間がかかってしまったり、最悪の場合はビザがおりないケースもあります。特にお友達の情報だけを頼りにされたり、古い情報を頼りにしてしまった場合にビザ申請のトラブルが起こりがちです。留学のスタートを幸先よくするためにも、正しい情報を収集している留学エージェントに相談・サポートを依頼することが大切です。

あわせて読みたい→オーストラリア ワーキングホリデービザ制度変更最新情報|2017年1月4日現在
※本記事は、2017年5月28日時点の移民局・オーストラリアの法律をもとに作成されたもので、移民法上のアドバイスを目的としたものではありません。必ずご自身で最新の移民局の情報をご確認いただけますようお願い致します。

オーストラリアの長期留学計画に大きな影響!?2017年4月19日発表の457ビザ制度変更ポイントまとめ

2017年4月18日にオーストラリアの連邦首相であるマルコム・ターンブル氏より、オーストラリアの主要なビジネスビザ(サブクラス457)を大幅改定するという発表がありました。オーストラリアに長期留学を検討し、ビジネスビザ取得を考えていた留学生にとっては大きな影響が出ることが予想されています。今回は2017年4月19日時点でオーストラリア移民局のホームページ発表されたオーストラリアのビジネスビザ改定のポイントをご紹介致します。尚、今後もビザ規定に追加の発表や変更が加えられる可能性がありますので、必ず最新の情報をオーストラリア移民局のサイトより入手するようにしましょう。

ビザ規定変更の背景

オーストラリアの市民権や永住権を持つ人の雇用をより守るために、今回のビジネスビザ規定の見直しが行われたという発表がされています。また、オーストラリアの永住ビザが457ビジネスビザ経由で取得できることから、永住ビザを取得するルートとして457ビザが悪用されていたという背景もあるようです。しかし、アメリカやイギリスなどとは違い、オーストラリアに必要な職業に対しては永住権やビジネスビザを取得する道が残されていることも事実です。オーストラリアへ語学留学やビジネスインターンシップ、高校留学などの一時的な滞在を目的としている方には影響はありませんが、永住権やビジネスビザでの滞在を考えている人はビザ制度の違いを理解しておきましょう。

457ビジネスビザからTSS(Temporary Skills Shortage)ビザへ

2018年3月まで、現行の457ビジネスビザ(Temporary Work (Skilled) visa)の名称・申請制度は維持される予定になっていまが、2018年3月より457ビジネスビザは廃止され新たにTSS(Temporary Skills Shortage)ビザという名称のビジネスビザ制度に移行されます。しかし、現行の457ビジネスビザの有効期限も2017年4月19日以降の新規申請者より変更されます。オーストラリアに既に留学していてこれからビジネスビザ申請を視野に入れていた方は、今回の変更が適用されてしまうので、

457ビザ制度変更のタイムスケジュール
■2017年4月19日~2018年3月まで
・457ビジネスビザは維持
・457ビジネスビザの有効期限や対象職種は変更

■2018年3月以降
・457ビジネスビザは廃止
・TSSビザが開始

457改定ポイント1:対象職種リストの名称・対象職業数削減

457ビジネスビザ申請に当たって、従来はCSOL(Consolidated Sponsored Occupation List)とSOL(Skilled Occupation List)の2つの職業リストに含まれている職種についている必要がありました。今回の改定によって、CSOLはShort-term Skilled Occupations List(STSOL)という名称に変更され、掲載職業数は639から435へ減少しました。STSOLは半年ごとにオーストラリアの雇用状況を元に更新される予定となります。また、SOLは名称をMidium and Long-term Strategic Skills List(MLTSSL)に変更され、オーストラリア連邦政府やオーストラリア経済の状況を踏まえて更新される予定となっています。(次回は2017年7月1日予定)
今回、STSOLに変更された際に対象外となった職種としては、航空管制官、生物学者、ダイバー、フライトアテンダント、ウェブデザイナー、通訳などがあります。(一例)

457改定ポイント2:職種リストごとに、ビザ有効期間が変更

従来の457ビジネスビザは、オーストラリアの雇用主との間で取り決めた契約期間にもとづき、最大4年オーストラリアの滞在及び就労が認められていました。しかし、今回の変更よりSTSOLに掲載されている職業は最大2年間のビザ有効期間に短縮されます。MLTSSL掲載の職業については、変更なく最大4年間のオーストラリアへの滞在と就労が認められています。

457改定ポイント3:英語力免除規定の廃止

年間所得が$96,400を超える対象者は、ビザ申請に必要な英語力規定が免除されていましたが、この制度は2017年7月1日に廃止されます。IELTS(アイエルツ)テストで、Overall5.0(足切りスコア4.5)以上の取得が全てのビザ申請者に課せられる事になりますので注意しましょう。

2018年3月より導入されるTSSビザの概要

TSSビザは、職種によってShort-Term StreamとMedium-Term Streamの2つの申請カテゴリーに大別されます。対象となる職業リスト、ビザ期間、ビザ更新回数、永住ビザ(Employer nomination schemes)申請対象などが異なります。2018年3月以降のオーストラリアのビジネスビザ申請からTSSビザという名称に完全移行されますので注意しましょう。

Short-Term Streamビザの詳細

Short-term Streamは、オーストラリア内のビジネスでオーストラリア国内では雇用できないスキルをもった、外国人労働者を一時的に雇用する目的で発給されます。

ビザ有効期間:最大2年間
ビザ更新制限:オーストラリア国内で最大1回までビザ更新可能
対象職業:STSOL 地方都市の場合さらに対象職業が拡大
英語基準:IELTS5.0(最低科目スコア4.5)
一時滞在証明:必要
雇用主スポンサー永住権申請資格(ENS):無し

Medium-Term Streamビザの詳細

Medium-Term Streamビザは、オーストラリアで深刻に不足している専門性の高い職業スキルを持った外国人労働者を雇用する目的で発給されます。

ビザ有効期間:最大4年間
ビザ更新制限:オーストラリア国内で最大1回までビザ更新可能
対象職業:MLTSSL
英語基準:IELTS5.0(最低科目スコア5.0)
雇用主スポンサー永住権申請資格(ENS):3年後に申請可能

今回のオーストラリアワーキングビザ制度更新の重要点

オーストラリアでは、2016年から施行された学生ビザの大幅変更に続き、即座にかつ広範囲にビザ制度が変更されることがあります。一方で、ワーキングホリデー制度の年齢上限が変更されるというニュースが流れましたが移民局からはその後正確な発表がないままとなっています。大切なことは、ビザ制度は必ず移民局の情報を頼りにすることです。正しい情報にもとづいて留学計画を立て、急激なビザ制度変更にも対応できるようにしましょう。

※本記事は、移民局発表の情報に基づき作成させていただいていますが、ビザ制度のアドバイスを目的としたものではございません。457ビジネスビザ及びTSSビザについてワールドアベニューではご質問にお応えすることはできかねますのでご了承ください。

ソース
https://www.border.gov.au/WorkinginAustralia/Documents/abolition-replacement-457.pdf

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